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水槽の立ち上げで一番大切!?から回し作業とは?

このブログを運営している
ベルツリー(.@belltree_blg)です

前回は“失敗しない安全な海水の作り方”
について紹介させていただきました

前回の記事はこちら

海水魚水槽の立ち上げ!9枚の写真で伝える失敗しない海水づくり!!
このブログを運営している ベルツリー(.@belltree_blg)です 前回は水槽選びの記事を紹介させていただきました 目的にあった水槽はみつかりましたか? 水槽が決まったらいよいよ水槽の立ち上げです! ...

海水を作ってフィルターを動かしただけでは
海水魚を迎える準備はまだできていません

 

前回の記事を参考に海水を”安全に正しく”作ったとしても
今回のテーマの“から回し”作業をおこなわないと
今までの苦労が水の泡となってしまうかもしれません

 

その理由を先にいってしまうと
水槽内の“ろ過機能”がまだうまく働いていないからです

 

ろ過の話はすこし難しい話になってしまうのですが
わかりやすく丁寧に説明していきますので安心してくださいね

 

水槽の立ち上げにおけるから回し作業とは?

から回しをひとことでお伝えすると
“水槽内の海水をフィルターで循環させる”
という作業になります

 

期間としてはフィルターをセットしてから
2週間ほどから回しをしておけば問題ないかと思います

しかし、水槽内のろ過の状態は目でみて
確認できないのが現実です…

 

市販の検査薬などで水質を測定することも可能ですが
あれもこれもと買うとキリがなくなってしまうのが
海水魚におけるアクアリウムの恐ろしいところです

 

筆者の10年の経験則から、約2週間ほど回しておけば
十分に水槽内のろ過が機能してくれるので
必要はありません

また、立ち上げ時にライブロックライブサンドを入れたり、市販のバクテリア添付剤を入れることで
から回しの期間を短くすることも可能なのでそれも一つの方法かもしれませんね

 

魚のいない水槽でフィルターだけが動いているという
いっけん奇妙な光景かもしれませんが
この工程が立ち上げ時には非常に重要な段階のひとつです

 

水槽にフィルターを設置しよう!

人工海水を作ったら
フィルターを使って水槽内をから回しします

 

から回しをすることで水槽内の海水が循環され
ろ過が機能していきます

フィルターの種類には

  1. 外部フィルター
  2. 上部フィルター
  3. 外掛け式フィルター
  4. 底面フィルター

などさまざまな商品がありますが
45㎝以下の水槽であれば
筆者は”外掛け式フィルター”を断然すすめます!!

 

オススメする理由としては、

価格メンテナンス性です!

この2つが非常にすぐれていており
初心者でも非常に簡単に使用できるからです

フィルターを実際にとりつけてみよう

※今回はさきほどおすすめした
スリムフィルター説明していきます

組み立てます

付属のろ過材軽く水洗いして
フィルターへセットします

水槽のふちにフィルターをかけて
設置完了!

場所は画像のように水槽の奥でも
スペースがなければ横に設置することも可能です

これもスリムフィルターをおすすめする理由の一つです

 

フィルターを設置出来たら呼び水を入れます

水槽内の海水をコップなどを使って
フィルター内を満たしましょう

 

完了したら電源を入れること
フィルターが稼働し、水がフィルターから
流れていけば完了です

※もし水が流れない場合は

呼び水を入れたか?
組み立てはあっているか?

を確認してみてください

 

水槽を立ち上げてすぐに海水魚をいれてはいけない理由

海水を作って、フィルターを設置したら
生き物を水槽へ早く泳がせたくなりますよね?

しかし、ここがアクアリウム運営で
失敗してしまう落とし穴です

 

冒頭にもお伝えしたように
フィルターを設置した段階ではまだ
“ろ過機能が十分に機能していません”

 

海水魚水槽を立ち上げて、
ペットショップへ海水魚を買いに行って
水槽に入れたけど…
エサも食べずに死んでしまった。

というのはよく聞く話です

 

この原因はほとんどの場合、
ろ過が機能していない水槽に魚を入れてしまうことが原因なのです

 

ろ過について少し詳しく説明します

ろ過ろ過といわれても
あまりピンときませんよね?

ろ過と聞くと”水をきれいにする”
みたいなイメージかと思いますが
水槽におけるろ過も同じような役割です

一つだけ違うのは、水槽における”ろ過”とは大きく分けて
物理ろ過生物ろ過の2つがあることです

 

物理ろ過とは?

まず一つ目が、物理ろ過です

物理ろ過とは、水槽の中にあるゴミを取ることが主な目的です
ここでいうゴミとは、飼育中にでたエサの残りや海水魚の糞など

フィルター内のろ過材に水が流れることで
目に見えない細かいゴミも吸い取ってくれています

物理ろ過をひとことで言うと
“ゴミなどをキャッチして水をきれいに送り出す”といったところでしょうか

 

生物ろ過とは?

次に、生物ろ過です

生物ろ過は水をきれいにしてくれる濾過バクテリアによる水の浄化作用のことです

濾過バクテリアという言葉がポイントになりますが少し難しくなりましたね
もう少しかみ砕いて説明していきます

 

魚のフンや食べ残しは時間の経過により
有害物質であるアンモニアに変化します。

そのアンモニアを海水魚にとって害の少ない物質(硝酸)
に変えてくれるのが濾過バクテリアです

この濾過バクテリアによる浄化作用が生物ろ過の役割です

 

濾過バクテリアは空中から飛来して
水槽内で少しずつ増えていきます

つまり立ち上げで必要なことはこの濾過バクテリアが機能するまで待つということで
機能するまでの期間が約2週間というわけです

 

から回しの期間が終わったらいよいよ海水魚の導入!

から回しを2週間ほどおこなったら
いよいよ海水魚の導入です!

 

水槽のサイズに対して海水魚の数が多くなってしまうと
水が汚くなるスピードろ過能力がついてこれず
失敗するケースもあります

ベルツリー
ベルツリー

飼育する際は、
水槽サイズにあった数にしましょうね!

飼育水槽における海水魚の数の目安は
水10ℓに対して1匹でしたね!

 

 

今回の知識をなんとなくでも知れたあなたは
すでに一般の人の知らない知識情報をたくさん得ています!

これからアクアリウムを始める方
一度はじめたけど前に失敗してしまった方
ぜひこの記事を生かして
素敵なアクアリウム生活を楽しんでくださいね!

 

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

 

ベルツリー
ベルツリー

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