この記事を書いているベルツリーです
このブログでは過去の6年間の教員経験を生かして
保健体育の記事を書いていきます
一緒にスマホで保健の勉強をしていきましょう!
略して「スマ保で勉強」
本日の授業内容は【妊娠・出産と健康】です
本日の内容
- 妊娠のはじまりから出産までの過程を知る
- 妊娠中にしてはいけないこと
- この単元でテストによくでるところ
受精という言葉を聞いたことがあるだろうか?
受精とは“新しい命”が誕生するための
最初のステップである
高校生は子どもを産めるからだになっているため
そう遠い話ではないかもしれない
そして女性だけの問題ではなく男性にも
知識として必ず知っていてほしい!
妊娠は女性だけではできないもんね
女性のからだの中でおこる妊娠について知る
妊娠してから出産までは、
女性の生殖器の中でその活動がおこなわれます
精子と卵子の出会い
卵巣から排出された卵子と膣の中に射精された
たった一個の精子が合体することを受精といいいます
ちなみに…
1回の射精(精液)に含まれる
精子の数ってどれくらいなの?
1回の射精で
約2~3億個といわれているよ!
排卵した卵子に寿命ってあるの!?
寿命は約十数時間といわれているよ
排卵してからの数十時間を逃すと受精は成立しないんだ!
それでは気になる“射精された精子のその後”
についてみていきましょう!
射精された2~3億個の精子は女性の子宮口へ向かい
ここでわずかの精子が選別されます
その選別された精子のみが卵管へ進んで
ここで卵子との出会いを待ちます
1ヶ月に1度、女性のからだでは排卵が起こりますが、
ここで精子と卵子が出会えれば、受精卵になります
その後、受精した卵子(受精卵)は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ運ばれていきます
※妊娠にはパートナーとの相性も関係しています!
パートナーの精子によっては、女性の卵管が閉じて、そもそも妊娠ができないケースもあるようです
妊娠のはじまり(これを着床と言います)
受精卵は約1週間で子宮内膜(ふかふかのベッド)
に付着して胎盤を作り始めます
→これを着床といい妊娠の始まりです
あまり聞きなれない胎盤とは…
母体と赤ちゃんをへそのおでつなぎ、
母体の血液から酸素や栄養分、水分を吸収して胎児に送る役割を果たします
逆に胎児が排出した二酸化炭素や老廃物は
胎児では処理できないからここを通じて
母親に処理してもらうんだ
妊娠の始まりを知る手がかりとは?
妊娠したということが自覚できる
母体の変化にはどんなものがあるだろうか
- おなかが大きくなる
- つわりや吐き気
- 眠くなる、頻尿など
- 基礎体温が高い高温期が続く
- くるはずの生理がこない(月経が停止)
若い女性は性周期が不規則なこともあるため
あれ?生理が来ないな…
と思いはじめた時には
妊娠5~6週に入っていることが多い
この時にはすでに母体の中で
脳や心臓などは形成し始めているんだって
大変そう、痛い、苦しいというイメージだが本当にその通りと聞きます
しかし、それ以上に産まれたときの喜びは大きい
だから母親はがんばれるんだね!
妊娠の期間と出産の流れ
出産予定日は、最終月経の初日から数えて約40週(280日)といわれています
テストでは生理日から「出産予定日を答えなさい。」
という問題を出す学校も多いので
最終月経の初日から数えて280日というのは
しっかり覚えておくといいだろう!
出産までの流れ(陣痛~母体の回復まで)
陣痛
子宮の周期的な痛み(子宮の筋肉の収縮)
この陣痛は胎児を母体の外に押し出す原動力となる
⇩
子宮口が広がる
⇩
陣痛が1分間隔になるとそれに合わせて
腹圧をかけるようになる(力を入れる)
⇩
出産
⇩
出産後の胎児は新生児と呼ばれ、
生まれたてのおぎゃという声で自力で呼吸を始める
これを産声といい肺呼吸の始まり
⇩
へそのおの切断
⇩
後産
→胎盤がはがれおちる
⇩
出産の終わり
⇩
産じゅく期(6~8週間)
出産前の状態に時間をかけてもどる期間
⇩
母体の回復(排卵・月経の開始)
⇩
みんなもこのようにして生まれてきた!
「後産」について少し解説するよ
読み方…「あとざん」
赤ちゃん誕生の15~30分後に
もう一度軽い陣痛がおこって子宮から
胎盤が剥がれ落ちることをそう呼びます
妊娠中に気を付けなくてはならないこと
妊娠期間中は、妊婦は特に
生活に気を配って生活しなくてはなりません
次は、妊娠初期から出産後まで気をつけるべきことについてそれぞれみていきましょう
妊娠初期(満12週ころ)に気をつけること
妊娠初期は、胎児の発育が特に盛んなため
- 飲酒や喫煙
- かぜ薬やエックス線
- ウィルス感染
- 靴下をはく
などのおなかを圧迫する行為は
胎児に悪影響を与える可能性があります
流産(とくに注意した生活を)
妊娠満22週に満たない出産
→生まれた赤ちゃんは育たない
妊娠後期(満28週以降)に気をつけること
次に妊娠してから、28週以降に妊婦が気をつけるべきことについてみていきましょう
早産
妊娠満22週から36週で出産すること
→未熟児と呼ばれます
※早産は、妊娠した人の約5%の人がなるといわれています
ならない為には日ごろの健康管理がとても大切で、かかりつけの先生と連携をとることも非常に大事になります
出産後に気をつけること
最後に出産をしたあとに
気をつけるべきことについてみていきましょう
マタニティブルー
→妊娠によるホルモンバランスの変化
出産や今後の子育てへの不安
出産後は、パートナーのサーポート
が非常に大切になります
- 家事と育児の両立
- 男性は家事を分担
- 育児に積極的に参加する(パートナーとして)
- 心が和らぐような心の支援
妊娠中に受けられる様々なサービスを知っていますか?
母子健康手帳の交付によって
さまざまなサービスを受けることができる
サービス内容は市町村によって異なるが
例えば福岡県のある市町村では、母子健康手帳の提示で
- めんたいこ無料プレゼント
- マタニティーフォトプレゼント
などのサービスを受けることができる!
→これは妊娠中の健康が社会によって認められているから
妊婦の健康が胎児の健康
つまり胎児が健康に生まれてくるためには
母親の健康が大切!ということで
本日の授業は以上になります
本日のまとめ
- 子どもを産むのは本当に大変だが、
その先には必ずそれ以上の喜びがある - 妊婦の健康は胎児の健康!
妊婦が健康でいれるためのサポートを - テストに出るのは結局、マタニティーブルー
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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