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高校保健【1年】~健康の考え方~どういう状態が健康!?

この記事を書いている
ベルツリー(.@belltree_blg)です

 

このブログでは過去の6年間の教員経験を生かして
保健体育の記事を書いていきます

一緒にスマホで保健の勉強をしていきましょう!

女の子

略して「スマ保で勉強

本日の授業内容は【健康の考え方】です

本日の内容

  • 昔と現在の健康観の違いについて知る
  • 健康に暮らしていくために必要なことって?
  • この単元でテストによくでるところは

「健康とは?」について考える

つまり健康とはどんな状態を言うの?
ってことについて学んでいきます

 

ベルツリー
ベルツリー

さっそくですがここで質問です!

 

あなたにとって
健康とはどのような状態でしょうか?

 

シンキングタイムスタート!

 

 

 

健康のとらえ方は人それぞれですが、

体の状態から考える健康
  • 普通の生活が普通にできること
  • いつでも運動ができること
  • 病気やけがをしていないこと
心の状態から考える健康
  • 毎日楽しい生活ができること
  • 笑顔でいられること
  • 幸せなこと

 

などなどですかね

あなたの考える健康のイメージはここにありましたか?

 

しかし、健康を考えたときに隣り合わせにあるのはやはり病気ですよね

病気になりたくない
病気はおそろしい

昔は病気(疫病)になるのは神々の怒りや人のおん念によるものとされていた
そのため、無力な医療より神々への祈りで健康になろうと考えてられていた。

ONE PIECE(カルガラの話)で、そんな話があったような…

 

 

もちろん時代が変われば健康の考え方も変わっていきます

続いてはそちらについて見ていきましょう!

時代によって変わっていく健康観

 

科学が進歩してからは、
WHO(世界保健機関)が定めた健康観に現在は変わっていったんだね!

ところで、このWHOの健康の定義でどこか
気になるところはないだろうか?

 

気になるところぉ?

 

完全に良好な状態って厳しくない?って話です

つまりWHO憲章の赤字の部分について解説すると、

  1. 身体的に良好な状態ってことは
    健康診断での体の状態、体の抵抗力、筋力や体力の程度など
  2. 精神的に良好な状態ってことは
    心が安定している、生活に満足感を抱いているなど
  3. 社会的に良好な状態ってことは
    人間関係が良好、社会の中での自分の存在意義を感じれるかなど

これが、すべて完全に良好な状態ってことでしょ?

無理ムリMuriすぎない?

 

目が悪くてメガネをかけている
昔から持病を持っている

なんて人たちはこの世界にはたくさんいますよね

ってことは、この人たちは健康じゃないじゃん!

 

 

このように難くせをつける人がいたからでしょうか笑

健康の考え方が新しく変わります!!
(これが最新の健康観

 

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
という考え方が生まれる

クオリティは、ライフは生活という意味なのでそのまま直訳して

QOL = 生活の質という意味になります

現在は、健康 = 生きがい満足感をもって生活ができているか
ということが重視されています(これが生活の質)

 

現在では、WHOの健康の定義にも、

「すべての人が近づく努力をしながら、自分の生活に生きがいを見つけたり、それを追求していく過程で
満足感や幸せ感を得ながら生活をしていくことが健康である」

という生活の質を重視した健康観に変わってきているそうだ

 

ベルツリー
ベルツリー

こんな事例があるよ!

末期がんの患者に対して延命治療にこだわらず、
患者の生活を向上させ、人間性や主体性を取り戻させてあげる

 

健康とはたんに、身体的に良好な状態だけを指すわけではないということだね

 

健康な生活を送るために大切な事

健康でいたいか、いたくないかという質問には
みなさん健康でいたいときっと回答しますよね

 

あなたも健康のためにと思ってしていることはありませんか?

例えば、ベルツリーは

  • 好きでもないけど、
    健康のためにと思ってサラダを食べる
  • 運動したくないけど、
    太りたくないからランニングに出かける
  • 皿洗いしたくないけど怒られるから頑張る

最後のやつ健康じゃないよね…

しかし、あなたがどんなに健康に気を配っていても
あなたを取り巻く環境が悪ければ健康に暮らしていくのは難しいですよね?

 

例えば、
健康のためにサラダを食べるようにしているが、そのサラダが農薬使いまくりの野菜だったらどうでしょう

外で運動したくてもコロナの影響で外出自粛されていては、満足に運動はできませんよね

 

逆に、
お母さんがバランスの良い食事を作ってくれても、
好きなものしか食べないなどの偏食生活を送っていては、環境がよくても健康を損ねてしまいますよね

 

このように私たちが健康に暮らしていくには
個人の行動社会の行動が大きく関わっているのです

それぞれの要因について表にまとめてみました

 

主体要因(個人のこと)
  • 年齢や性別、遺伝などのどうしようもない側面
  • 食事や運動、睡眠、喫煙といったどうにかなる部分
  • 病気やけがをしていないこと
環境要因(社会のこと)
  • 大気、水や土壌などの個人をとりまく自然環境
  • 病院や保健サービスが身近に利用できる環境
  • 幸せなこと

 

ここで覚えておいて欲しいのは

どちらが良ければ大丈夫(健康になれる)というわけではなく、
主体要因環境要因どっちも大切ということ

健康に大きな影響を与えるのは?
やはり一番は生活習慣

・自分の体のことは自分が一番知っている
・自分の健康は自分で守る

それだけでなく、
健康を守るための社会の取り組みが大事

さっきの復習だね

 

最近では健康増進法により、
路上喫煙が禁止されたり、屋内でのたばこは原則禁止などのルールが定められました

 

だから最近はファミレスも全面喫煙が多いのか!

 

これは、たばこを吸わない人の健康を守ろうという
国民の健康水準を高めるためである

ベルツリー
ベルツリー

社会の取り組みに守られてはじめて、
わたしたちは健康に生活できるというわけだね

 

本日のまとめ

  • 現在は生きがいなどのQOL(生活の質)を重視した健康観へ
  • 健康に暮らすためには、個人の取り組みも社会の取り組みもどっちも大事
  • テストに出るのは結局、WHO憲章の穴埋め問題

ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

次回は、高校2年生の最初に学ぶ、「思春期と健康」です(*^^)v

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